かばまだら
●六月二十九日(母より)
細やかに書かれた学級の子供たちの様子を読ませていただき、久美子先生の保育者としての姿が浮き彫りになり、改めて感動いたしました。
友達の喜びを一緒に喜んであげる子供たち、それを素直に受け入れる加奈子、その様子を「鳥肌が立つ思い」で見つめる先生……。加奈子は幸せな幼児期を過ごしているのだなあと、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
家でも連日「かばまだら」の話で持ちきりです。
「にがしたら、一度飛んで、また戻ってきて、『加奈ちゃん、さようなら』って言ってたよ」と、ジェスチャー豊かに話していました。
「かばまだら」の成長の感動はしばらく続き、ドライブ中に車窓から見つけては「加奈ちゃんのちょうちょさんだ」と言い、文字を読むときにも「かばまだら」の「か、ま……」などと覚えていました。
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