加奈子メモリアル手記 愛の一雫

大湾由美子/加奈子 著

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第三章

病魔との闘いの中でも文章を綴って1

「虹」

わけもわからないのに
この胸が、ただ、ただ、熱くなる

苦しいはずの時にさえ
そのオーラは私を強く守る。

雨上がり虹がでて、
その下を歩く、
どこまで行っても見あたらない幸せ

虹を心の中で強く握りしめ歩き出す。
幸せの虹を抱きしめて。


「ひまわり」

いつも、太陽に向かってまっすぐに生きるこの花は
威風堂々としています。

たとえ、雨にさらされても同じです。
雨は必ず、やむことをこの花はしっているのです。
(人間は時々、そんな事を忘れてしまいます。)

時を止めたくなるような昼下がり、
この花をみると
私はとても切なくなります。


「私はそんなに強くはありません」


私はそんなに強くはありません。

いいえ、むしろ弱いのです。

だから、あの美しいバラの花が棘をもっているように、
私も強いふりをしているのです。

……バラの棘は相手を傷つける意地悪な棘でなく
自分を守る為の
……弱い者の唯一の武器と思うのです。




加奈子はいつも前向きでした。
明るく、笑顔が私達周りの者を楽しくさせてくれました。

でも、心の中の葛藤はこのノートの中にしまわれていました。
全部をここに綴る事は今、私にはできません。
いつか加奈子の許しを得てからにします。

病魔との闘いの中でも文章を綴って1


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プロフィール
まさや
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2003年に出版された「加奈子メモリアル~愛の一雫~」(大湾加奈子・大湾由美子 著)を連載、紹介しています。
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