加奈子メモリアル手記 愛の一雫

大湾由美子/加奈子 著

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第4章

美響院加容妙薫大姉

一 美響院加容妙薫大姉 ― 名前を下さった「水戸・別格本山寳藏寺、島津照明住職様」

島津様は加奈子の足長おじさんであり、人生の師でもありました。

高校生の時、母の幼稚園教育の師である「松丸礼子先生(茨城県在住― 後述させていただきます)」のご紹介によりお会いし、「和尚の人生哲学が好き―」などとお慕いしておりました。

島津様は高僧であられるにも係わらず、宗教を超えてまるでお友達のように加奈子と接して下さり、加奈子の入院中は、遠路わざわざ三度もお見舞いにきて下さいました。

「直ったら、ディズニーヘつれていってやるよ。」と一度目の入院の後に、実現して下さったり、

「大学受かったら水戸へ来い、又、一緒にディズニーヘ行こう。」と、さらに思い出を作って下さいました。

そして、結局、加奈子の旅立ちを見送って下さったのです。

ご縁とは、不思議なものだと、つくづく思います。

島津住職様より、加奈子の旅立ちに頂いた「美響院加容妙薫大姉」は、加奈子という一人の人物を通して、響き合い繋がりあう人々が出会った事、更にこれからも広がっていくのだと、加奈子の生き方そのものを表現して下さっているように思われます。

事実、加奈子が去った今も、加奈子を慕ってくれるお友達は輪を広げ、何かと訪ねて下さったり、お手紙を頂いたりして、私達両親を癒して下さいます。

「美響院加容妙薫大姉」

まさに、加奈子にふさわしい名前を賜ったものと感無量です。

そして、青少年の指導にもあたられている住職は、今でも加奈子の生き方を皆さんの指導に生かされているとか……
だから「『美響院』なんだ」と語られています。

加奈子がこれからも皆さんのお役に立てる事を、本人が一番喜ぶと思います。

美響院加容妙薫大姉


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まさや
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2003年に出版された「加奈子メモリアル~愛の一雫~」(大湾加奈子・大湾由美子 著)を連載、紹介しています。
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