加奈子メモリアル手記 愛の一雫

大湾由美子/加奈子 著

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第一章

こどもの国へいきました

●八月二十一日

わたしは、おとうさんと、こどもの国へいきました。
らいおんたら、おおきなうなりごえは、たまりゃあしない。

でもわたしは、あのらいおんがにくかった。
おかあさんが ねむっているときは、
おすらいおんは、ごはんをつくってくれたらいいのになあ。

しちめんちょうもみたわ。
どうぶつえんのなかで、いちばんすきなのはおさかなたちでした。
すいぞくかんにいったので。

ぼうとにものりました。
でも、ちょっとこわかったです。
おとうさんたらぶつかりそうにうんてんしたもの。

こどもの国へいきました
●八月二十三日

ひるに、あ―ちゃんがシンデレラのふくそうをしてくれました。

きれいねってみんなはいうのに、
じゅんにいちゃんは、ぶたみたいといいました。

ふつうはえらそうに、けんどうおしえるけど、
わたしはあのおにいちゃんのことは、しんじられません。

●八月二十九日

わたしは、たいふうのときそとにでてみました。

そしたら、かぜがびゅう、びゅうふいていました。
おちばがわたしのかおに、くっつきました。

でも、わたしはがんばって、いそいでおちばをかおからはずしたので、
おちばはおこっていきました。

わたしはおこらないほうがいいとおもっても、
おちばはおこっていました。


最初の夏休みも又、周りの人々の温かい愛情に育まれ愉快に楽しく過ごし、成長しました。
夏休み期間中、何度か「久美子先生はどうしているかなと思いました。」と日記に書いてあって
担任の先生への敬愛の念が伺えて愉快です。

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この記事へのコメント
子どもは、その心と身体を駆使して自分を取り巻く環境に自ら関わり、全力で受け止め、真っ直ぐに自分の思いを表現します。時には、関わる大人が怯むほどの力で。加奈子さんの言葉一つ一つに子どもが育とうとする力を感じます。優しさと愛情に包まれ、どこまでも伸びやかに表現する力に感動します。目の前で見せてくれる子どもたちの力を感じることができるようにしたいです。
Posted by 古謝百合子 at 2025年04月19日 22:45
>古謝さん、二度目のコメントありがとうございます。
丁寧なコメント嬉しいです。

手記の投稿やって良かったなと思います!
Posted by まさや at 2025年04月20日 07:08
 
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2022年に出版された「加奈子メモリアル~愛の一雫~」(大湾加奈子・大湾由美子 著)を連載、紹介しています。
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