加奈子メモリアル手記 愛の一雫

大湾由美子/加奈子 著

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第三章

mommy

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神様、もし、私が死んでしまったら、

お母さんのお庭の片隅に咲く花にしてください。

そうすれば、朝と夕 お母さんの笑顔をみれますから

愛情の込められたジョウロの水を体いっぱいに吸い、

太陽に向かってスクスクと花を咲かせましよう。

お母さんが悲しんで涙を流しているときには、

私も一緒に泣けますから。


どうか、神様

もし、私が死んでしまったら、
お母さんのお庭の片隅に咲く花にしてください。

たとえ、花が枯れて落ちてしまっても種となり

お母さんに新しい喜びを与えられますから

お母さんの優しい歌声を聞きながら

夜空の星の下で夢を見て、可憐な花を咲かせましよう。


ですから神様、もし、私が死んでしまったら……

お母さんのお庭の片隅に咲く花にしてくださいね。


mommy

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プロフィール
まさや
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2003年に出版された「加奈子メモリアル~愛の一雫~」(大湾加奈子・大湾由美子 著)を連載、紹介しています。
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