第一章
三歳の頃のおしゃべりと変容
三歳の頃のおしゃべりと変容
お月様を見て――
「お月様はどうして半分なの? いつまでも半分なの? 雲さんが食べたの。」
「勉強もしないと大変。大学も行かないと、中学も行かないと、“なんでこの子は学校も行かない”って言われる。お金持ちにもなれないからね。」
「夜は楽しいけど、朝はいや!」
「お母ちゃんが“朝は学校へ行くでしょう、夜には帰ってくるさ”って。」
「お母ちゃん、いつまで休み? 休みが終わったら、かーちゃん、おばあちゃんに預けるの? 嫌だな。かーちゃんは、お母ちゃんとがいい。」

この頃は甘えん坊で、母親と昼間に離れていることを嫌がるようになりました。
おばあちゃんも、「どんなに可愛がっても、母に勝るものはないね」と、しみじみと語っていました。
心の動きの一つとして、耳たぶをつかむ癖が見られました。それは、揺れる心の表れだったのでしょう。
※耳をさわる癖がついてた頃(写真)
お月様を見て――
「お月様はどうして半分なの? いつまでも半分なの? 雲さんが食べたの。」
「勉強もしないと大変。大学も行かないと、中学も行かないと、“なんでこの子は学校も行かない”って言われる。お金持ちにもなれないからね。」
「夜は楽しいけど、朝はいや!」
「お母ちゃんが“朝は学校へ行くでしょう、夜には帰ってくるさ”って。」
「お母ちゃん、いつまで休み? 休みが終わったら、かーちゃん、おばあちゃんに預けるの? 嫌だな。かーちゃんは、お母ちゃんとがいい。」

この頃は甘えん坊で、母親と昼間に離れていることを嫌がるようになりました。
おばあちゃんも、「どんなに可愛がっても、母に勝るものはないね」と、しみじみと語っていました。
心の動きの一つとして、耳たぶをつかむ癖が見られました。それは、揺れる心の表れだったのでしょう。
※耳をさわる癖がついてた頃(写真)
朝夕(6時)更新しています