加奈子メモリアル手記 愛の一雫

大湾由美子/加奈子 著

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第一章

この頃の加奈子の生活ぶり

この頃の加奈子の生活ぶりは私達大人にとって感動の連続でした。

友達の温かさ先生や園の動植物などなど、すべての出会いが新しく輝いていたようです。

ある日、目じりに傷があるので問うと
「あっ、あの時だ。加奈ちゃんが今日、南っ子タイム(勤労体験)の時、たんぽぽを抜いていたら、固くて抜けなかったの、そしたらS君が固いだろうって『抜いてあげる。』ってショベルで石を取ってたから、『力があるな―。』って見てた、そしたら、ショベルがあたったの、きっとその時のキズよ。でもたんぼぽこ―んなに根っこが長かったよ。」

友達の運しさや優しさに驚き、喜び、自分の怪我に気付かない子供の生活ぶりに、喜びが増すばかりの家族でした。

●六月二十九日(先生より)

この頃の加奈子の生活ぶり
「加奈子が作ってきたきれいな物、皆に見せてね。」と差し出され、何かしらと開いたら色紙の切り抜き模様でした。切り抜いた後を見たら随分はさみ使いも上手になった事が分かります。

サーカスごっこのビニールのスカートにはりつけて、加奈ちゃんに着せましたら、「Aちゃんのも作ってあげて。」と言う事でしたが「今日は時間がないから明日ね。」と言うと
「じゃ、加奈 タ子も脱いでおくね、Aちゃんに悔しい思いさせたらいけないから……Aちゃんのもできたら一緒に着ようね。」
などと言いながら脱いでいました。

いつもいつも、加奈ちゃんの優しい心に接して思う事ですが「よくお育てになりました。―自分がやって欲しいと思う事を人にもやってあげなさい―。」(聖書にあったような気がします)と言う言葉が頭をよぎります。

人の痛みが分かる加奈ちゃん、見習いたいと思います。

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まさや
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2022年に出版された「加奈子メモリアル~愛の一雫~」(大湾加奈子・大湾由美子 著)を連載、紹介しています。
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